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自分で独立して企業を経営を始めれば自ずと分かる事ですが、「企業家の力」を構成する要素には少なくとも５つある事に気が付きます。
トンちゃんはビジネスの師匠はおらず、独力でビジネスを全て築きあげてきましたので、「気付き」というものを非常に重視します。
「気付き」だとか「心の声」、これらがトンちゃんのビジネスの師匠ともいえます。

で、企業経営も結構な年月継続して気付いたのが上記の５つの構成要素です。
「企業家の力は『ビジネスシステム』『資本』『労働』『経営』『信』で決まるな」という事に企業家人生の途中で気づきました。
この５つをバランス良く強化して行くと間違い無く強力な企業家になれます。

簡単に説明しましょう。
先ずはトップバッターの「ビジネスシステム」です。
この「ビジネスシステム」というのは、初心者の「起業家」では通常は「作れません」。
「ビジネスシステム」呼べるレベルのシステム（仕組み）を作れるようになるには、相応の年月の企業経営の経験が必要になると思います。

「ビジネスシステム」を起業した初期から作れるのであれば、その人は天才肌かもしれません。
少なくともトンちゃんは作れませんでした。
起業した最初の頃はただ我武者羅に頑張っただけです。
何がなんだかわからないけども、とにかく頑張った＾＾；。
そんなもんです。

ともかく色々と企業経営の経験を積んで行くと自然と「ビジネスシステム」というものが作れるようになります。
このビジネスシステムに「労働」と「資本」を充てれば自動的に動いて行きます。
但し、ビジネスシステムを機能させ続けるにはビジネスシステム自体のメンテナンスや管理が必要になります。
そこで「経営」を充てるわけです。

今すでに４つの要素が出てきましたが、これらの「ビジネスシステム」「労働」「資本」「経営」という要素が必ず「企業家の力」として成功に必要になります。

ビジネスシステム（ビジネスの仕組み）を作り、そのシステムを実際に動かす為に労働者を充てるわけですが、この「労働」が企業家の力を構成する要素として非常に重要です。
企業家が目指すのは、自分がそのビジネスシステムに参加しなくともビジネスが自動で回るようにする事です。
ですので「労働」という要素は非常に重要です。

起業すると最初は自分自身がビジネスシステムを動かす為に「労働」するのが普通ですが、何時までも自分が労働をやっていては駄目なのは言うまでもありません。
企業家の仕事は「労働」では無く「ビジネスシステム」「労働」「資本」「経営」「信」の全体を最適化させる事にあります。

ビジネスシステムを動かすには「労働」は欠かせませんが、その「労働」の確保には「資本」が必要です。
ですので、この「資本」を強化して行く事も企業家には欠かせません。
ビジネスから利益（儲け）を上げて資本を蓄積して行く事も重要ですし、ビジネスから収益そのものを増やしてその増えた収益を労働に充てて更に収益を増やして行く事も重要です。
また、別の形で資本を集める能力も必要になる場合もあります。

ビジネスシステムに資本で確保した労働を充てればとりあえずは形を成しますが、これだけでは不十分です。
このビジネスシステムの「価値」を時間が経過しても下げずに維持して行くための「経営」が必要になります。
ビジネスを取り巻く外部環境はどんどん変化して行きますので、同じことを何時までもやっているとそのビジネスの市場での価値はどんどん下がって行きます。
そこで一度作り上げたビジネスシステムの「価値」を下げない為のメンテナンスや管理が必要になってきます。
それを担うのが「経営」です。
この「経営」も起業した最初の頃は企業家自身が行う事になるのが普通です。
しかし、これもいつまでも企業家がやっていては駄目です。
企業家の仕事は「ビジネスシステム」「資本」「労働」「経営」「信」の全体での最適化にあります。
ですので、どこかの段階で「経営」にも自分以外の他人を充てて行く事になります。
この場合にも資本が活躍します。
資本で経営を確保するのです。

基本的にビジネスは上記の4つの要素「ビジネスシステム」「労働」「資本」「経営」を満たせばまわります。
が、完全ではありません。
ビジネス自体の「信」、企業家自体の「信」を高めて行く事も欠かせません。
これも、企業経営を継続していると「気付き」ます。
「信」がビジネスシステム完成に欠かせない要素だと気付きます。

ちなみに「信」というのは「言を違わない事」を一語で表現した言葉です。
「言った事を必ずやる」事で「信」が高まって行きます。
現在の政府与党の民主党などは、この「信」が問われておりますのでイメージし易いでしょう。
マニフェストで掲げた事、選挙で言った事を「必ずやる」で「信」は上がって行きますが、どうでしょうか民主党の場合は。
言った事を必ずやってきたのであれば「信」が高まり次の選挙でも高い確率で与党を維持できるでしょう。

政治の世界では「民、信無くば立たず」という言葉がありますが、「言った事をやらねば政治の世界では何も通らなくなりますよ」といった意味ですが、これはビジネスでも同じです。
顧客に言った事を「必ずやる」、ビジネスシステムの中で働く人達に言った事も「必ずやる」、これらを確りやらないとビジネスも遅かれ早かれ何も通らなくなり駄目になります。

基本的にこの５つの要素「ビジネスシステム」「労働」「資本」「経営」「信」が企業家には必要です。
これらの要素をバランス良く伸ばして行くと「力ある企業家」に育って行くというわけです。
どれが欠けてもダメで、これら５つは確実に押さえていく必要があります。
企業経営をそれなりの年月行っていけば気付く事ではありますが、一応言葉して簡単ではありますがまとめてみました。

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「座右の銘」という言葉がありますが、起業した方が「企業家」と呼べるレベルに達するまで自分を戒める言葉としておすすめなのが、この「儲からない事はやらない」という戒めです。
特に起業初心者は儲からない事に直ぐ手を出そうとするので、この戒めは非常に役立ちます。
「儲からない事はやらない」を座右の銘にしますと、自分が儲からない事に手を出した時にそれに気付かせてくれます。

起業して儲けを出せない起業家の多くは、「儲からない事」に沢山手を出しているのが普通です。
ちなみに「儲け」とは「利益」を指します。
利益は「収益（売上）－費用＝プラス」のプラス部分の事です。
「収益－費用＝マイナス」の場合はマイナス部分を「損失」と呼びます。
ですので、「儲からない事」とは「利益が出ない事、±ゼロ、損失」を指します。

起業して儲けを出せない人達は、この「儲からない事」に自分の時間を沢山割いていたりします。
その結果、起業しても「儲からない」に結びついてしまうのです。
逆に起業して儲けている人々（企業家）は皆「儲からない事には一切、もしくは殆ど」自分の時間を割いておりません。

例えば企業家がTwitterを利用する場合も、儲かる程度に利用するというスタンスです。
儲からないほど多くの時間をTwitterに費やしたりすることはまずありません。
これはブログでも同じです。

上記の「儲からない事はやらない」を座右の銘にしますと、儲からないほどの時間をブログには費やせなくなります。
何しろ「儲からない事はやらない」わけですから、儲かる程度にしかブログに時間を割かなくなります。

トンちゃんの場合も同じです。
「儲からない事はやらない」というルールに従って日々活動しているため、儲からない程に多く時間をブログやTwitterに割く事はありません。

但し、「儲かるかどうか自体が分からない」場合は別です。
座右の銘「儲からない事はやらない」とは、あくまで「儲からないと分かっている事はやるな」という戒めです。
「儲かるかどうか自体が分からない事」については何も制限しておりません。

ですので、貴方の興味関心が強いのであれば「儲かるかどうか分からない事」はやってみる、挑戦してみるというスタンスで行けば良いのです。
やり続ければ「儲かる事」なのか「儲からない事」なのかがいずれ分かるようになります。

「儲かる事」だと分かった場合は以後も継続してやって行けば良いのです。
そうする事で利益は増えて行きます。
つまり「儲かる」という事です。

自分が進める方向が360度あった場合、「儲からない事はやらない」という座右の銘に従うと、恐らく実際に自分が進める方向は90度くらいに制限されると思います。
この90度の内で「儲かる事」というのは更に小さく10度だったり15度だったりするでしょう。
残りの75度から80度は「儲かるかどうか自体わからない」部分ですので、この「儲かる事」と「儲かるかどうか分からない事」の二つのバランスを上手くとって日々の生活・活動をおくって行けば「儲け癖」が段々身に付いてきて、実際に利益が継続して出せるようになります。

「儲からない事はやらない」。
非常にシンプルな言葉ですが、貴方の人生やビジネスを変えるくらいの「力」がこの言葉にはあります。
特に「儲からない事ばかり」やっていて儲かっていない起業家には「力」を与える言葉となります。

企業家の座右の銘　「儲からない事はやらない」

（代表トンちゃん）［トンちゃん経営研究所］
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