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優先順位には決め方があります。
この優先順位を間違ってタスクを処理してしまうと、人生・生活・仕事・事業は悪化します。
優先順位が正しい場合は、「ベストを尽くしている」状態ですので、基本的には人生・生活・仕事・事業は良い方向に向かって行きます。
ベストを尽くしても「落ちて行く」状況というのもあるものですが、そういった状況下でも「落ち」は最小限に抑えられます。

優先順位は非常に重要です。
其の人が成功するか成功しないか等はこの「優先順位」で決まるといっても過言では無いでしょう。
「優先順位」に比べれば「運」など小さなものです。
「優先順位決め」が上手く、確実に実力をつけて行けば、「運」が悪くても成功します。
それくらい「優先順位」というものは重要です。

では、優先順位はどうやって決めれば良いのでしょうか？
「優先順位マトリックス」に従うと良いでしょう。
「優先順位マトリックス」というのはトンちゃんが作り出した言葉です。
「価値持ち」もトンちゃんが生み出した言葉で重要な言葉ですが、この「優先順位マトリックス」も非常に重要です。
優先順位マトリックスはあらゆる優先順位決めで使えるフレームワークです。
もれなくダブりの無いミーシー（MECE）なフレームワークです。

このフレームワークは四つの枠で構成されます。
こんな感じです。

横に見た場合、
一行目は重要事項が並びます。(上Row）
二行目は不要事項が並びます。（下Row）

縦に見た場合、
一列目は緊急事項が並びます。（左Column）
二列目は不急事項が並びます。（右Column）

自分のタスク・やる事・やらねばならない事等が上記４つのどの枠に入るかで優先順位が決まります。
左上の重要緊急に入る事項が一番最優先で処理せねばならない事項です。
仕事でいえば今日中や今週中に終えてしまわないとクレーム発生に繋がったり、今後のビジネスや仕事でまずい事に繋がるタスク等が、この重要緊急事項に入ります。
人によっては「重要」なものは異なるため、Aさんにとって重要なものでも、Bさんにとっては不要なものという事もよくあります。
同じくAさんにとって緊急な事でも、Bさんにとっては不急な事もあります。
ですので、重要で且つ緊急な事項は人によって変わります。

例えば今の業務で直ぐ必要になる知識を吸収する為の勉強は、「緊急」性があります。
また同時に業務で欠かせない知識なわけですから「重要」でもあります。
こういった勉強は「重要緊急」事項です。
重要緊急事項ですから最優先で処理する必要があります。
後回しにしますと痛手を負います。

さて、直ぐに業務で必要にならないが、「将来的には競争力を高めて行く上で必要になる知識」を吸収するための勉強はどうでしょうか？
このような勉強はまず「緊急」性はありません。
しかし、将来においては必要になる知識なわけですから「重要」ではあります。
こういった勉強は「重要不急」事項です。
重要不急事項ですので、直ぐに処理しなくとも大きな問題には発展しません。
しかし、そのまま放置し続ければいずれは大きな問題に発展しますので「重要緊急」事項を全て片付けた後で処理する必要はあります。

重要不急事項は、上記の「優先順位マトリックス」では右上に入ります。
優先順位でいうと、「重要緊急」事項群に次ぐ第二番手という事になります。

勉強も優先順位マトリックスで仕分けすれば「重要緊急」「重要不急」「不要緊急」「不要不急」の４つが存在する事が分かります。
この中で優先しなければならない勉強はどれでしょうか？
そうです、最優先しなければならないのは「重要緊急な勉強」です。

では優先順位で第二に来るのは？
そうです、「重要不急な勉強」です。
「重要不急の勉強」は巷では「自己投資」と呼ばれたりします。
「投資」は短期では無く、中長期の中で回収していきますが、自己への投資の場合も同じです。
自己投資も中長期で投資を回収する事になりますので、「重要不急」という位置付けとなります。
市場における中長期で競争優位確保，競争力強化，競争力維持の為の行う勉強、それが「重要不急の勉強」「自己投資」であります。

「重要不急な勉強」には緊急性はありませんが重要であることに変わりは無いため優先順位は高くなります。

では優先順位マトリックスで第三番手はどれでしょうか？
「不要緊急」事項ですが、これはハッキリいってどうでもいいです。
「不要」なわけですから、処理する必要がありません。
無視すればOKです。
放置で良いのです。

そして第四番手、優先順位の最後に来るのが「不要不急」事項です。
「不要」で且つ「不急」ですから、これも無視・放置で結構です。

ところで睡眠は優先順位マトリックスのどれに属するか分かりますでしょうか？
睡眠も４つに分けられます。
どれか一つの区分に属するという事では無く、最初の6時間の睡眠が「重要緊急」、その後の2時間の睡眠が「重要不急」、残りが「不要」という風に分けられます。
人によって睡眠に必要な時間は異なりますので、最初の4時間が「重要緊急」で、その後の1時間半」が「重要不急」・・・等の場合もあります。
人によって異なります。

では、レクリエーションはどうでしょうか？
これも４つに区分されます。
人によって違いますが、6時間のレクリエーションが「重要緊急」、その後の2時間が「重要不急」、残りは「不要」といった感じです。
この時間配分は人によって全く違いますので一例として捉えてください。

大体、こんな感じです。
同じ勉強や睡眠やレクリエーションでも適度であれば「重要」であり、度が過ぎた分に関しては「不要」となります。
これはあらゆる物事においても同じ事が言えます。
適度であれば「重要」であり、過度な分に関しては「不要」であります。

基本的に「重要緊急」と「重要不急」の二つに集中すれば人生・生活・仕事・事業は良い方向に向かって行きます。
この２つの内で優先すべきは常に「重要緊急」事項です。
『「重要緊急」事項を全て片付けてから「重要不急」事項に集中する』。
この順番が大事です。

今自分がやっている事が、「重要不急」事項の場合は自問してみると良いです。
「重要緊急事項にやり残しはないか？」と。
まだ、処理せずに残っている「重要緊急」事項がある場合は、そこで「重要不急」事項の処理は停止して、「重要緊急」事項の処理を優先する事です。

これを繰り返して行き、常に「重要緊急」⇒「重要不急」事項の順に処理して行く事を癖づけられるようになるとビジネスであれば売上増加・利益増加に繋がって行きます。
サラリーパーソンの仕事でも同じです。
生活や人生も良い方向に向かって行きます。

『ベストを尽くす』とは、『「重要緊急」⇒「重要不急」の順で事項を処理して行く』事であります。
ベストを尽くせれば、基本的には良い方向に向かって行きます。
落ち目であっても、「落ち」を最小限に抑えられます。
それが『ベストを尽くす』という事です。

By 価値持ちトンちゃん

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